子どもの脳を変形させる「マルトリートメント」

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ご自分が「今」DV被害者であることも、DV加害者であることも、本人が気づいていないケースが多いのかもしれません。

DV

子どもの脳を変形させる「マルトリートメント」

あるTV番組で「チャイルド・マルトリートメント(不適切な療育)」による子どもの「脳の変形」の事実をとりあげていました。

そして、日本の児童虐待の件数は増加し続け、現況(2017年度調べ)では「13万件」

13万件っΣ(・ω・ノ)ノ!

「マルトリートメント」とは、不適切な療育環境、子どもの健全な発達を阻害する不適切な養育のこと、「大人から子どもへの避けるべき扱い」という意味です。

虐待より広い意味をもつ言葉とわたしは認識しています。

そして、不適切な療育環境に居続ける子どもの脳は変形するとまで言われています。

泣いている子供

DVの定義はいろいろあるけれど、、、

本日のテーマ:子どもの脳を変形させる「マルトリートメント」つまり、不適切な療育環境とは、暴力の現場で育つということ。

つまり「恐怖」と「哀しみ」に包まれて育つということ。あるいは「安心」と「安全」を知らずに育つということ、実は少なくありません。

  • 暴力に子どもを巻き込む。(対象者を、子どもに危害を加えるといって脅す、子どもの前での暴力、子どもに悪口を言わせる、子どもに対象者の悪口を吹き込むなど)
  • 子どもが、夫婦における(父と母の間で)DVが行われることを見てしまう、聞こえてしまう環境に在る。
  • 子どもへの直接的な暴力、性暴力
  • 両親の性行為を見られる(聞こえる)環境

上記は主なる「児童虐待行為」に当たりますが、これらが「マルトリートメント」となります。

そして、マルトリートメントは、まだまだ柔らかい子どもの脳を変形させてしまうとも言われています。

「マルトリートメント」安心安全を知らずに育つこと

子どもが、大切な父や母(第一養育者、家族)が暴力を受けている姿を目撃すると、起こっている事態を子どもは本来、理解できません。

けれど、感覚として身体で認知します。今は、出て行ってはいけない、今は息を殺して静かにしていよう・・・

暴力が横行している、その時間は、見えるもの、聞こえてくる声、音、空間の感覚からの恐怖に耐え続けなければならず、子どもは脳と心に大きな大きな傷を負います。

そして、一部の子どもは「暴力」によって、問題を解決することを学習してしまう(刷り込む)ことになります。

さらに、あんなに「暴力をふるう人間にだけはならない」と、幼き日に心に誓ったのに・・・・

一部においては、大人になるにつれ、いつのまにか、パートナーに対して、手を挙げ支配するようになっていく(暴力の連鎖)残念ながら、珍しいことではありません。

そして、最近、相談業務を行ていて感じることがあります。

それは、ご自分が「今」DV被害者であることも、DV加害者であることも、本人が気づいていないケースが多いということです。

よって、そうしようとしているわけではないけれど「マルトリートメント」であることにも、気づいていないことが多いのかもしれません。

虐待された女の子

暴力は、決して「愛」ではありません

わたしが、どんくさいから・・・(暴力を受けるのは)仕方ないんです。そうされることが愛されることだから・・・

オレがこの家で一番(偉い)だから・・・(暴力をふるう時があっても)仕方ないんです。そうすることが、愛している表現だから。

それって、本当ですか?

本日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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