DVとは、一般的に、配偶者やパートナーなど親密な関係にある(あった)者からの暴力のこと。暴力には、殴る、蹴るなどの身体的な暴力のほかに、言葉、空間、態度など、様々な形態の暴力があります。
これらを使って相手(の心)を支配しようすることです。
暴力は時に、命に関わってくるし、その人の人生を支配していくことになります。暴力で支配されたり、暴力にコントロールされることは、命の尊厳という側面からも絶対にあってはならないことです。
身体に傷を負わせるのは、暴行罪、傷害罪という犯罪ですし、相手が嫌がる性行為は、強姦、強制わいせつという犯罪です。さらには、子どもの目の前で、DVが行われることは、児童虐待に当たります。
大切な母(父)が、暴力を受けている姿を目撃すること、起こっている事態を子どもは理解できないし、その間は、見えるもの、聞こえてくる声、音、空間の感覚からの恐怖に耐え続けなければならず、子どもは心と脳にに大きな大きな傷を負います。
そして、一部の子どもは「暴力」によって、問題を解決することを学習してしまうことにもなりかねません。(暴力の連鎖を生む)
DVする人、DV受ける人は、紐解いていけば、深い深い「心理的背景」があります。
加害者は暴力をふるった後に、急に優しくなったり、二度としないと謝ったり、別人のように穏やかになります。しかし、「暴力」は、再び繰り返され、暴力はエスカレートしていくと言われています。
被害者は、恐怖から、徐々に、自尊心を失い、逃げる気力を失っていくことも否めません。
あるいは、暴力を受ける自分に価値があるというような、屈折した承認欲求の満たし方を刷り込んでしまい、助けられたとしても、また相手の元に戻ってしまうことも。
しかし、周りの人の支援、情報提供(福祉事務所、警察、相談センター)などがあると、「DVサイクル」から抜け出すことができるかもしれません。
「今」DV被害で苦しんでいらっしゃるときは、福祉事務所、警察、相談センターへのいち早い、ご相談をおすすめいたします。
DV被害と言うのは、「命」に大きく関わってくると言うことを、本人はもちろん、周りの人々にも、知識として知って頂きたく、今日は書かせて頂きました。
ひとりにひとつ 大切な「いのち」
本日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。