保育士時代、2歳7か月にして「ありがとう」をつかえるお子さまに出逢いました。
たどたどしい「ありがとう」
「つかえる」というのは、場面場面に合った「表現」をマスターしているという意味合いです。
一緒にトイレに行って、めくれたまんまのスカートをシュッシュとなおすと「てんて~(先生)あんがと」
シャボン玉を「ふ~っ」とすると「てんて~あんがと^^」
紙芝居を読み終えると、にこにこニコニコ拍手をしながら「てんて~あんがと^^」
今、思い返しても、ホッコリします。
「ありがとう」と言いたくなる感情感覚も、「怒る」という名前がついている感情感覚も、「悲しい」という名前のついている感情感覚も・・・(ほかにもたくさんあります)
感情感覚と紐づいている「感情感覚の名前」を、わたしたちはいつから知っていたのだろう。
実は教えてもらったんです。
お母さんやお父さん、あるいは養育に携わる者から。
泣いている時、「どうしたの?悲しいの?」
プンプンしている時「怒ってるの?」ニコニコしている時「うれしいね~~^^」などなど。
言葉をかけてもらって、この感情は「怒る」これは「悲しい」あるいは、「嬉しいね~」
さらには、こういう時に「ありがとう」という言葉で表現する。
日常の中で、いつのまにか覚えていくと言われています。
これが「感情心理学」であり、感情が育っていくときのプロセスにあります。
当たり前に、あるいは、オギャーと生まれた時に、すでに感情の名前を知っているわけではないのです。
「Aちゃ~ん、ただいまぁヽ(^o^)丿お留守番しててくれて、ありがとね~」とお迎えにいらっしゃるママでした。
その後に、必ず「先生~いつもありがとうございます^^」と、声をかけてくれるのです。
そして、わたしもまた「こちらこそ、いつもありがとうございます^^Aちゃん、今日もいっぱい遊んで、いっぱい食べて、いっぱい寝て、いっぱいニコニコしてて、はなまるでしたよ~~合格」と。
その姿を見ている時の「あんがと女児Aちゃん」は、ニコニコしながら(*´▽`*)ピョンピョンピョンピョンしていました。
子どもは、その場のエネルギーを敏感に感じていると言われます。
「あんがと女児」的には、ママと先生の「感謝」で包まれる空間エネルギーを感じると、嬉しくなって「ニコニコ」そしてピョンピョンピョンピョンしてしまう。
そうしようと思ってしているわけではないのに、身体が動いてしまう。脳と心と身体は繋がっているのですよね。
こうして、「嬉しい」という感覚と名前が紐づけされて覚えていく。
「ありがとう」と感じ声にして伝えることって、自分にも周りにも幸せなキモチを蔓延させるということを、あらためて実感します。
っということで・・・・・
今日も、ありがとうをいっぱい感じ伝え合える一日でありますように
口癖にしたい言葉「第一位」
本日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。