「愛着」とは「情愛的な結びつき」と示したのは、ジョン・ボウルビィ(イギリス出身の医学者、精神科医、精神分析家)
そして、それはアタッチメント(愛着)理論の中心的な考え方です。
アタッチメント(愛着)理論は「母子関係の理論」とも言われ、母性的役割を持つ成人(第一養育者)と子どもの関係を説いたものです。
このことから、母性的役割を担う人(第一養育者)と、子どもの関係を構築していくためには「愛着」が不可欠であり、「欲求を満たすための関係」(依存)とは異なっています。
つまり、双方が健全な愛着形成を獲得した結びつきと、依存関係とでは、全く違うということでもあります。
注→母性的役割を担う人(第一養育者)とは、母親とは限りません。
「愛」ってあちこちで聞こえてきますが、「愛」とは?「愛している」とは?
どうすれば「愛されている」と満足するのでしょうか?
また、健全な愛着もあれば、不健全な愛着もあることをご存知でしょうか。
「愛着(アタッチメント)」は、とても丁寧に大事に、わたし自身が学んできたことであり、そして、今も尚、研究しているテーマでもあります。
人としての生き方、仕事、恋愛、結婚、子育て、全ての土台となっていくのが「アタッチメント(愛着)」
大切なことは、「あの日、あの時、あの場所で・・」
自分は、どんな愛を、どのように「愛として」受け取ったのか。
または、どんな愛を、どのように「愛として」発信したのか。
ココが大きなポイントと言えます。
ポイントとは、あくまでも「自分自身」と向き合うことであって、決して「悪者」を仕立て上げることではないことも追記します。(母のせい、父のせい、あの人のせい)
悪者を仕立てれば、その瞬間は「わたしは悪くない」と安堵するかもしれませんが、すぐにまた・・・・・心がざわつくかもしれません。
どうなれば「愛されている」と満足するのでしょうか?
あるいは、どうなると、「愛されていない」「私は必要ない人間」という気持ちになるのでしょうか。
「どうなると・どう感じると」←ココが向き合うことかもしれません。
満足しきれなかった時、その愛のカタチ(心の癖)は、アナタの悩みのきっかけとして、心の深いところから、シグナルを(反応)を送り続けているかもしれません。
本日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。